ご挨拶
全国学生寮協議会のホームページをご覧頂き有難うございます。
当協議会は、昭和31(1956)年12月に学生寮の責任者の集会で協議会を発足し、翌32(1957)年2月に全国学生寮協議会の規約が制定され、名実ともに本協議会の組織が形成されたところである。
昭和30(1955)年に「学生寮建設計画要綱」を発表して学生寮の設置を促進した文部省は翌31年9月に「公益法人学生寮管理運営基準案」を公表、寮運営の基本方針を明示した。各都道府県においてはこの基準案の趣旨に則り、学生寮管理規程や寮則等を制定して寮の管理運営に当たっていた。
この様に、新しい学生寮の建設計画要綱と基準案が公示されたので、寮の設置と運営が容易となり、昭和31(1956)年度に15寮、同32(1957)年度に13寮と続々と設置され、今日までに50寮近く設置されるに至った。しかし、寮管理運営の大方針は示されたものの、それだけで寮を円滑に運営することは出来ない。現場には管理運営上の困難点が数多く発生し、寮の責任者は日夜苦悩していたこともあり、それら共通の問題解決のため、寮の責任者の集会において当協議会が発足されたものである。
現在まで、当協議会は学生寮の管理運営上の実際問題について毎年度の総会等を通じて熱心に討議し衆知を集めてその解決に当たり今日に至っている。
また、協議会では各寮提出資料を基礎に共同研究を行い「学生寮運営の手引き」の作成・刊行を行ってきた。「(Q&A方式)学生寮運営の手引き」の第1集を昭和59(1984)年3月に、第2集を平成5(1993)年3月に刊行した。学生寮運営担当者(寮長等)の座右の書となっていた。
その後、今日まで33年を経過する中で、学生を取り巻く経済社会状況の変貌、未曽有の震災、コロナ禍による社会生活の変化、少子化の影響による東京への大学進学率の変動、それらに影響された東京における学生寮の空室状態の継続化など取りまく状況の変化があった。
近年は、男女共同参画による男子のみの寮運営を改善する動きがある状況の下、当協議会加盟寮は減少傾向(第2集刊行時の49寮から第3集刊行時39寮)であり、各学生寮の運営にあたる寮長等の交替や長期経験者が減少したこともあり、座右の書である「学生寮運営の手引き」の存在さえも忘れられている状況であった。当協議会内に「学生寮運営の手引き作成委員会」を立ち上げて検討を行い、当協議会加盟の寮長等の多大なご協力とご支援をもって、「学生寮運営の手引き(第3集)」を令和8(2026)年6月に刊行した。
当協議会加盟の各学生寮の概要を当ホームページで掲載しておりますが、詳細の内容については、各学生寮独自のホームページをご覧いただければ、幸いです。
令和8(2026)年9月
全国学生寮協議会会長 増澤 英雄
全国学生寮協議会とは
【会則】
(名称・組織)
本会は、全国学生寮協議会と称し、昭和30年以後、文部省・建設省の助成により建設された学生寮並びに参加を希望した学生寮の管理者をもって組織する。
(目的)
本会は、寮の管理運営、学生の指導運営について研究協議を行うとともに、寮相互の連絡と親睦を図ることを目的とする。
【指針】
将来、社会の中堅として、大学生が期待されているのは円満な社会人です。円満な社会人とは、優れた識見と魅力ある人格を兼ね備えていなければなりません。
学生たちは学問の場で知識を広め究めると同時に、学生寮という生活の場でそれぞれの個性を持った多くの仲間たちとの団体生活を通して、互いに切磋琢磨し人格を磨き、体を鍛え、徳を積むと同時に多くの友情を育んでいくのです。
学識と人格はあたかも車の両輪の如く、いずれを欠いても前進は無いのです。また豊かな友情の連鎖は車輪の回転に欠かせない潤滑油なのです。
即ち、大学と学生寮とは車の両輪として大きな社会的責任を負わされている事を深く肝に命じなければならないと考えます。 (創立50年記念誌より)
【広報活動】
本会は首都圏、関西圏に大学進学を考えている全国の高校生や保護者に対し県人寮「ふるさと学生寮」の存在を知らせる事を目的に各種情報発信を行っています。
昭和31(1956)年12月6日 全国学生寮協議会が発足(加盟15寮)
昭和32(1957)年2月19日 全国学生寮協議会の規約を制定
昭和40(1965)年12月1日 「学生寮(全国学生寮協議会10周年記念誌)」刊行
昭和41(1966)年1月21日 全国学生寮協議会創立10周年記念祝賀会(加盟39寮)
昭和46(1971)年11月14日 全国学生寮協議会創立15周年記念式典、祝賀会
昭和50(1975)年12月20日 「学生寮(全国学生寮協議会20周年記念誌)」刊行
昭和59(1984)年6月8日 「学生寮運営の手引き(第1集)」の作成・刊行(加盟44寮)
昭和55(1980)年10月1日 「協議会25年の歩み行事大要」を刊行
昭和61(1986)年11月15日 全国学生寮協議会創立30周年記念式典、祝賀会
「学生寮(全国学生寮協議会30周年記念誌)」刊行
平成5(1993)年6月10日 「学生寮運営の手引き(第2集)」の作成・刊行(加盟49寮)
平成19(2007)年1月17日 全国学生寮協議会創立50周年記念講演会、懇親会(加盟45寮)
平成19(2007)年10月1日 全国学生寮協議会創立50周年記念誌刊行
令和8(2026)年6月17日 「学生寮運営の手引き(第3集)」の作成・刊行(加盟39寮)
【令和8年度】
【令和8年度】
1 研修事業
1)班別研修会
各班、年間4回実施
2)全会員向けの研修会
①総会時のミニ講演会
②研修旅行時にワークショップ等の実施
③特別研修会
12月11日(金)香川育英会東京学生寮
3)研修旅行
10月27日(火)~28日(水)伊豆下田方面
2 寮生を対象とした事業
全学寮寮生交流会
9月27日(日)愛知県育英会愛知学生会館
3 全学寮ホームページの運営
情報委員会でコンテンツの作成、運用
4 諸会議
1)総会 6月17日(水)愛知県育英会愛知学生会館
2)幹事会
3)役員会
4)事業委員会
5)情報委員会
<本年度の課題・施策及び環境変化への対応>
◎情報交換等により各寮のスムーズな運営に努める。
◎少子化の影響、地元高校生の首都圏への進学状況/進学率(男子・女子)を継続調査し、情報を共有する。
◎寮生募集方法についての研究を継続する。
◎寮建替え計画・女子受け入れ改修計画についての情報交換を密にする。
◎日常の寮運営についての相談を継続する。(トラブル処理、病気・感染症、近隣トラブル、途中退寮、留学、食事委託業者選定等)。
◎Z世代の若者に対する接し方や対応を工夫すると共に県人寮の存在意義を再認識し、マネジメントの強化を図る。
◎就職活動について情報収集をする。
◎各寮の学生間の交流を支援する。(スポーツ交流、餅つき大会、バーベキュー大会等)
◎単なる学生寮の責任者の枠を超えた議論や知識を得る努力を継続する。